アメリカは州の区分の下に郡 (Country) の区分を使っており、シカゴ市はクック郡 (Cook
County) に属します。Cook County と聞いてピンときたかたはかなりの「ER」通です!そう。有名なテレビドラマの「ER」は実在する
Cook County Hospital が舞台になっているのです。 また Cook County の周囲8郡
(DeKalb, DuPage, Grundy, Kane, Kendall, Lake, McHenry and Will)
を併せた、シカゴ大都市圏(PMSA: Primary Metropolitan Statistical Area, シカゴランドとも云われます)という行政区分もよく使われます。
さてシカゴ市は世界最大の商品市場を有し、(LA に抜かれるまで)アメリカ第二位の商業の街として古くから栄えてきました。このような都市の規模や都市発展の歴史の共通性からシカゴ市は大阪市と姉妹都市の関係にあります。ということでシカゴ市(およびシカゴ大都市圏)と大阪市(および大阪府)を比べてみましょう。 まず人口ですが大阪市:260万人(03年)に対して、シカゴ市:290万人(クック郡:540万人)
(00年)、大阪府:880万人(03年)に対して、シカゴ大都市圏:830万人(00年)。つまり大阪市とシカゴ市、また大阪府とシカゴ大都市圏の人口はほぼ同じというわけです。 しかし面積は大阪市:210 km2、シカゴ市:590 km2(クック郡:2500 km2)、大阪府:1,900 km2、シカゴ大都市圏:13,000 km2 であり、人口密度は大阪市:124、シカゴ市:49、大阪府:46、シカゴ大都市圏:6(単位:百人/km2)といかにシカゴエリアがゆったりとしているかがおわかりいただけると思います。 (参考)統計はアメリカは人口調査HP (Census 2000)より、大阪市・大阪府はそれぞれの公式HPより抜粋
|