シカゴ大学が位置する Hydepark の地域情報です。

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Hydepark は、ダウンタウンから南へ約11 km に位置する、緑の多い閑静な住宅街です。その北側に位置する Kenwood とあわせ、Hydepark/Kenwood エリアとして説明されることが多いようです。人口は約4.2万人で、シカゴ大学の学生・スタッフの多くもこのエリアに住んでいます。

Hydepark/Kenwood エリアの四方の境界は、北が 47th St , 南が 61st St , 東がミシガン湖, 西が Washington Park で、約 2 km 四方のエリアといったところです。

1850年代に開発された当初は高級住宅地として知られており、多くの家がこの時期に建てられましたが、周辺環境の悪化により当時の威光は薄れてしまいました。しかしながら、エリア内にはシカゴ大学のみならず科学産業博物館・アフリカンアメリカン歴史博物館・旧ロビー邸（フランク・ロイド・ライト設計）などを有し、いまなおアカデミックな雰囲気に溢れています。

エリアの郵便番号 (Zip code) は、55th St. より北側が "60615"、南側が "60637"。電話番号の市外局番 (Area code) は、"773" です。ネットでの店舗検索 (Store Locater) の時などに便利です。なおダウンタウンの郵便番号として "60601" を使えば、ダウンタウンにある店舗検索時に便利です。

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バス (CTA) と電車 (Metra) 2通りがあります。CTAバスは停留場・便数とも多く、最も便利な交通機関です。ここに紹介するバス路線(#6,173, 2, x28, 10)はいずれもハイドパークとダウンタウンの間の犯罪多発エリアは通らず、Lake Shore Dr をノンストップで走りますので、安全に乗ることができます。

#6 (Jackson Park Express, 旧 Jeffery Express)
　毎日、早朝から深夜まで運行しており、一番よく使われるバス路線です。ハイドパークでは、Hyde Park Blvd. (科学産業博物館の前から南北に走る道） にバス停が1ブロック毎にあります。ダウンタウンでは、降り場が Michigan St、乗り場が State St に1-2ブロック毎にあります。

#173 (Lake View)
　夕方から深夜のみの運行で、シカゴ大学とダウンタウン（およびリンカーンパークエリア）を結ぶ。大学内のバス停は Lab School 前・59th St/Elis Ave・Citibank 前・Reynolds Club 前の4カ所。

#2 (Hyde Park Express)
　平日ラッシュアワーのみの運行で、ハイドパークと（ダウンタウンを経由して）ネイビーピアを結ぶ。ハイドパーク内部を通らないのでやや不便。

#x28 (Stony Island Express)
　平日ラッシュアワーのみの運行で、ハイドパークとユニオンステーションを結ぶ。ダウンタウンの南側(ルートの北端はシカゴ美術館前の Adams St)へ行く時には便利。ハイドパーク内のルートは #6 と同じ。

 #10 (Museum of Science and Industry)
　土日祝日の昼間のみの運行で、科学産業博物館とダウンタウンを結ぶ。ハイドパーク内のバス停は科学産業博物館前のみ、と主に観光者向けのルート。

なお #1 (Indiana/Hydepark) や #4 (Cottage Grove) もダウンタウンとハイドパークを結びますが、途中の犯罪多発エリアを経由しますので、利用しないほうがいいでしょう。

CAT バス料金は均一で $1.75（2004年現在）です。乗車時に払います。また2時間以内であれば $0.25の追加にて2回までの乗り換えができます(ここではふれていませんが CTA 電車=Loop も同じ料金体系)。

電車は、Metra Electric Line を利用します。ハイドパークには、53rd St と 55th-56th-57th St と 59th St の3駅があります(つまり53rd/55th/56th/57th/59th St いずれからもアクセス可能)。ダウンタウンでの始発・終着駅は Randolph St です。シカゴ大学への最寄り駅は、59th St で、ここから #170 と #171 バスに乗ることも出来ます。

通勤時間帯はまだしも、昼間は 1-2本/1時間と本数が少ないのが難点です。しかしダウンタウンで大きなイベントがある時には臨時便が走りますので、交通渋滞で遅れがちになるバスよりは便利です。

ハイドパーク-ダウンタウン間の片道料金は $2.05 （2004年現在）です。通常、駅員はおらず改札口もありません。その代わり、電車に乗るとすぐに車掌が検札にやってきます。駅に切符販売機はありますが、購入方法が分かりにくいので車掌から直接買ってもいいでしょう。

乗換なしで結ぶのは、Omega 社のシャトルバスのみです。空港−ハイドパーク間は高速道路を用い、定員10名程度の小型バスにて40-60分で到着します。料金は大人$25です。料金表ではトランクや大きな荷物は追加料金を定めていますが、筆者はこれまで請求されたことはありません。

ハイドパークでの乗降場所としては、Windermere House (56th St, 科学産業博物館前のアパート）、Quadrangle Club (57th St), International House (59th St) などが指定されていますが（詳しくはこちら）、他の場所もリクエストに応じて停まってくれます。追加料金($5程度)が必要な場合もありますが、運転手によっては不要なようです。乗車前にご確認下さい。

オヘア国際空港の乗降場所は、Terminal 1 が Door 1G、Terminal 2 が Door 2D、Terminal 3 が Door 3E、Bus/Shuttle Center が Door 4 の前、Terminal 5 が Door 5E の前です。 いずれの乗降場所も明確な目印がないので、場所が分からないうちは、早めに行き自分でバスを見つけるしかなさそうです。

またタクシー使用で $50-60、リムジン（要予約）は $85-100です（いずれも目安、必ず乗車前に確認ください）。グループの時はこちらの方がお得でしょう。

なお最も安くオヘア空港からハイドパークへ行く方法は、CTA Blue line で一旦ダウンタウンへ行き、Washinton Station 下車。1 ブロック東の State Street から上記 #6 CTA Bus にてハイドパークへ向かう方法です。 時間はかかりますが、わずか $2 (Regular fee $1.75+Transfer fee $0.25) です。

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残念ながら、Hydepark が位置するダウンタウンの南方面は犯罪多発地域と考えられています。Hydepark 内はシカゴ大学警察が定期的に巡回していることもあり、比較的安全ですが、住居選びにあたっては特に安全面を重視して考える必要があります。

目安として私見を述べますと

1.避けるべきエリアは、51st St. 以北 (Regents Park area は除く)・63rd St. 以南・Cottege Grove Ave. 以西です。つまりこれらで囲まれた内部に住むべしです。
2.アパートの低層階、特に1階は避けるべしです。
3.家賃の高いアパートは、安全度も高いといえます (いわゆる "High-Class" アパート)。
4.ミシガン湖に近い東側エリアは高層アパートが多く、家賃も高い。西へ行くほど、低層アパートが主となり、家賃は安くなる傾向があります。

家賃の相場は、"High-Class" アパートで、Studio $700-1100, 1 Bedroom $900-1250, 2 Bedroom $１000-1650, 3 Bedroom $1200-1950　それ以外で、Studio $500-800, 1 Bedroom $500-900, 2 Bedroom $600-1000, 3 Bedroom $650-1250 (2004 年現在) といったところです。

具体的なアパート選びにあたっては、Apartmentｓ.com が写真も多く、お勧めです（Hydepark/Kenwood エリアの検索ページはこちら）。例えば、不審者の入館をチェックする常駐警備員の有無は、"Doorman"にチェックを入れて、検索することで見つけることができます。まずはこちらで感じをつかんでみてください。

またシカゴ大学もいくつかのアパート・タウンハウスを所有しており、学生・スタッフに賃貸しています (Real Estate Operation)。比較的安価ながら質のいい建物も多く、こちらも問い合わせる価値があります。

Hydepark での "High-Class" アパートは、"Regents Park" "Windermere House" "Hyde　Park Tower" "Algonquin and TwinTowers" "Flamingo Apartments" などです。これらはいずれも、高層アパートで・ドアマンが常駐し・Hydepark の最東側に位置する（上述の #6 CTAバス停や Metra 駅、および Co-op Market が近い。シカゴ大学まで歩いて15-30分くらい)ことです。 以下、代表的なアパートについて列記します。いずれも日本国内から入居申込（予約）が可能です。

エリア内で最大・最高級のアパートで、内装は現代的なホテルを思わせるスタイリッシュな造りです。多くの日本人が住んでおり、特に家族・子供連れの方にはお勧めです。アパート内にはジム/プール（別途会費が必要）・ランドリー・食料品店・ATMがあり、寒い冬の時期でも快適に過ごせます。人気のアパートのため、入居には早めの予約が必要です 。

当初はホテルとして使用されており、国・州の歴史的建築物にも指定されている由緒ある建物です。正面玄関は、上述のオヘア国際空港を結ぶシャトルバス(Omega)のバス停になっています。ホテル時代からの名残か毎水曜日はロビーに朝食が振る舞われます。 アパート内にはジム・ランドリー・イタリアンレストラン(Piccolo Mondo) があります。入居予約は、Webより所定の用紙に記入し、小切手と共に郵送することで行えます。

住所がそのままアパート名となっています。ハイドパークの真ん中に位置 する高層アパートで、シカゴ大学のみならずシカゴ大学付属小中高校(Lab School)や公立幼稚園・小学校 (Ray School) に近いため、お子様連れ家族に人気です。

いずれにしても、ご自分で直接見られてから契約される方がよいでしょう。最後に Hydepark の主なアパート仲介業者一覧を掲載しておきます。

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ハイドパークのほとんどの店は、奇数番号の通りにあります。すなわち、51st/53rd/55th/57th St. です。

最大の店舗は 55th St.の、Co-op Markets (総合食料品）です。豆腐・味噌・醤油・ラーメン・うどん・寿司などもあり、日常の買い物はほぼまかなえます（ただし全体的にやや値段が高い）。地階には、酒屋（ワインが豊富。スーパードライ・日本酒もあり）とレンタルビデオ店があります。同じ敷地内の、 Walgreens (Drug Store)・ Ace Hardware (DIY)・Office Depot (文具)・US Cellular (携帯電話)・Bonjour Bakery Café (パン・カフェ）などとともに駐車場完備の小規模モール (Hyde Park Shopping Center) を形成しています。

このモールの 55th St. を挟んだ反対側には、ハイドパーク唯一のレンタカー営業所である Enterprise Rent-A-Car の営業所があります。事前に予約すれば、最寄りまで送迎するサービス (We'll Pick You Up! ®)もあるようです。

57th St. はシカゴ大学からもっとも近いだけに、学生対象の店が目立ちます。Kinkos (コピー・プリントアウト）・書店/古本屋・理髪店/美容院・食品店・レストランなどがあります。

53rd St. は、もっとも多くの店が集まる通りです。Osco Drugs や Pizza Hut の入る Dorchester Commons、Co-op Express や Video Connection の入る Kimbark Plaza などが代表的なショッピングセンターです。

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